MO: Astray ゲーム紹介&レビュー

MO:Astrayタイトル画面

MO: Astrayは、台湾のゲーム会社Rayark(レイアーク)が2019年10月25日に発売した、ドット絵風横スクロールでパズル要素のあるアクションゲーム。

RayarkといえばリズムゲームのCytusDEEMOなどで名を馳せたゲーム会社。リズムゲームの影響からか、特に音楽には定評があり、現在Steam内にてDLCとしてサウンドトラックも発売されています。

  1. どんなゲーム? - ゲーム概要 –
  2. おもしろい? - ゲームレビュー、評価 –
  3. まとめ 総評

1.どんなゲーム? - ゲーム概要 –

1章途中

ゲームを起動すると設定やストーリーは、ほとんど語られずにゲームはスタートしていきます。

人の死に絶えた謎の研究所で生まれたスライムのような謎の生物「MO」、できるアクションはジャンプのみで敵を攻撃したり魔法が使えたりするわけではなく、壁や天井に張り付き、ジャンプを繰り返し、謎の天の声に導かれながら施設上層へと進んでいきます。

また、「MO」は死体やゾンビ?化した人間の頭に飛びつくことが可能で、飛びついた相手の脳を読み取ることができます。ストーリーや設定、世界観は、基本的にこの読み取った情報から推理していく形になるため、一度のプレイだけでは、その全容を知ることは難しいかもしれません。逆に言えば、こうしたストーリーの見せ方が、このゲームの独特の雰囲気を支える大きな要素となっています。

ストーリーは章立てになっていて、各章のラストでボス戦があり、次の章に進むと新たな能力を手に入れ、それを使って攻略を進めていく形式です。

頭に飛びつき

読み込み完了

ギミック攻略前

マップ上には紫色の草のようなものが進路を妨げるように置かれており、これに触れると即死します。

こういった即死要素をジャンプなどのアクションで、上手くかいくぐりながら進行していくのがこのゲームのメインの要素。チェックポイントは細かく用意されていて、すぐにリスタートする仕様なので、即死要素の多さも基本的には気にはなりませんが、やはりボス戦や一部ステージにおいて「攻略の仕方はわかっているが、アクションが上手く行かない」というもどかしさから、ストレスに感じる場面があるのは正直なところ。

ジャンプはマウスやアナログスティックで矢印を出し、ジャンプボタンを押すことで矢印方向へジャンプする仕組み。

矢印を出してジャンプ

ゲーム開始時にコントローラーの使用を推奨されますが、明らかにマウスよりもコントローラーのほうが直感的に操作できます。ゲーム自体、アナログスティックが2本ついたコントローラーを前提にしたような操作形態です。

全体の難易度としては、序盤こそ程よい難易度で進んでいきますが、ゲームが進むにつれてアクション要素に幅が出てくるので、アクションが得意ではないという人は多少もどかしさを感じるかもしれません。特に後半~ラストに向かうと、序盤とはガラッと変わったステージも出てきます。

自分は、アクションがそれほど得意ではないので、クリアまで14時間程かかりました。およその平均クリア時間は10~15時間ぐらいだと思います。

2.おもしろい? - ゲームレビュー ,評価-
率直に面白いゲームであると思います。すべてが満点のゲームではありませんが、世界観や設定、ゲームシステム、どれも丁寧につくられています。いろいろなものを詰め込もうとして、結局収拾のつかないゲームも多い中、細部まで血の通った完成度の高さがこのゲームの一番の魅力のように思えます。

アクション要素は、ゲーム進行に伴いバリエーションが増えていくものの基本的にはジャンプのみというシンプルさが、アクションゲームとしての楽しさと完成度を作り出している要因でしょう。

ジャンプを駆使してゴールを目指すというシンプルなゲーム性のため序盤~中盤までは程よいテンポでゲームを進めることができ、十分に面白さを感じることができます。中盤から後半、ラストにかけては、ステージごとにゲーム性が謎解き重視や、戦闘重視、ラストにかけては、今までのゲームとは全く違うようなゲームにもなり多少評価がブレそうなところ。

ストーリーもまた長所でもあり欠点でもあるポイントと思います。敵から情報を読み取り、記憶の断片を見ること、謎の天の声などで、ストーリーを追いかけていくのに、得られる情報が断片的すぎて、普通にプレイしているだけではいまいち把握しづらく、およそこんなストーリーだろうという想像はつくものの、具体的にどういう時系列でどういう事が起こってこうなったかという部分はかなり入念に調べて推測しない限り理解するのは難しいでしょう。謎多きストーリーといえば、よく聞こえますが、若干、語らなさすぎているようにも見えます。

あえてもう一つ欠点を挙げると、ステージが変わっても基本的には、最後まで死んで覚えてクリアしていくゲームなので、特定のアクション要素が苦手とか、ボスの攻撃パターンに対応ができないとかで長いこと同じ場所で足踏みすることもあります。ステージのギミックにしろボス攻略にしろ、攻略法はある程度簡単に見つけられるが、実際に操作して成功させるのに、意欲が湧きにくい場面が少なからずあり、面白さより面倒くささが先にくる状況もありました。

いわゆる「死にゲー」(何度も死ぬことを前提としたバランスのゲーム)ではあるものの、それでも最後までプレイできたのは、即リスタートできたり、チェックポイントが細かく作られていたり、ステージギミックのバリエーションの多さなどで、クリアまでのハードルを和らげてくれているおかげだと思います。

また、操作キャラの可愛らしさも大きなポイントで、その可愛らしさに似つかないシリアスなストーリー、神秘的な音楽、世界観が最後までプレイさせる原動力になっています。

3.まとめ 総評

値段分の価値は十分にある良質なゲーム
欠点はあるにせよ、最後までプレイする価値あるゲーム、ただし、死にゲーなので多少の覚悟を。
アナログスティック2本付きコントローラー推奨
マウスでも操作できるが、コントローラーのほうがやりやすい。
SteamにてサウンドトラックもDLCとして販売されています
エンディングテーマはすごくいいです。

かんたんに紹介動画もどうぞ。