『Juicy Realm』 ゲーム紹介とレビュー

JuicyRealmタイトル画面中国のゲーム会社X.D. Networkから発売されたローグライクアクションゲームJuicyRealm。
2018年5月4日にSteam版が、2019年11月7日にNintendo Switch版が発売されました。
開発はやはり中国の開発会社SpaceCan Gamesで、先行して発売されていたSteam版では、度重なるアップデートによりゲームのクオリティを向上させ、高評価を得ているゲームです。

今回はNintendo Switch版を紹介していきたいと思います。

1.ストーリー、世界観、グラフィック

2.ゲームの基本的な流れ

3.基本システム、戦闘システム

4.良い点、悪い点、まとめ

1.ストーリー、世界観、グラフィック
ーJuicy Realmは、奇妙なフルーツモンスターと戦うローグライクゲームだ。この世界では、動物と植物の垣根がなくなってしまった。食物連鎖の逆転劇がいま幕を開ける。人類は必要に迫られ、初めて奇妙な植物が発見された地域に見張り小屋を立てて調査を開始した。軍隊も多数の強力な武器を用意している。キミが率いる先遣隊は、一進一退の持久戦を始めた。ー

Steamのストアページにある上記のゲーム紹介文によれば、動物化した植物「フルーツモンスター」と人間との戦争を舞台としたゲーム。なんだかよくわからないストーリーで、ゲームを開始しても特にこれと言ってストーリーの説明はないので、たぶんストーリーは深く考えなくていいのかもしれません。グラフィックはちょっと濃い目のアニメ調で、独特ではあるけど親しみやすさもあるデザイン。

チュートリアル途中の画面

2.ゲームの基本的な流れ
フルーツをモチーフにしたモンスターを、銃や剣やフライパンなど多彩な武器で倒していくゲーム。ローグライクと言われるタイプのゲームで、敵を倒しながらステージを進んでいき、武器を集めて強化しながら、ボスを倒すのが目標です。ボスを倒す前も、倒したあとも、ひたすらこれを繰り返していきます。

まずゲームを開始するとキャラクター選びから始まります。最初に選べるキャラは4人で、アンロックすることで更に5キャラ、全部で9キャラがプレイアブルキャラクターとして登場します。キャラにはそれぞれ体力差や特性の差があり、最初に持っている武器もそれぞれ違います。

キャラクター選択、ボンボン

キャラクター選択、トクラ

操作方法は、左スティックでキャラ移動、右スティックで攻撃の方向を定めてボタンで攻撃、ツインスティックシューターと呼ばれる操作形態です。ステージ数はそれほど多くなく、スタートからクリアまでノーマル難易度ならば慣れればおそらく30分ぐらいでクリアできます。ノーマルをクリアするとハードモードとして、難易度を上げてプレイすることができるようになるのですが、敵のHP50%アップや、弾の弾道が直線ではなくS字になるなどそれぞれ個別に設定することができ、設定した数に応じて「核」というアイテムの拾得量のパーセンテージが上がっていきます。難易度調整

「核」というアイテムはキャラのアンロックに使用することができる他、キャラの強化にも使用します。ダンジョンに入る前にキャンプ場のようなところがあり、そこで「核」を使ってキャラクターのレベルアップができます。HPアップ、特殊能力の強化などレベルごとに少しずつ強化されていきますが、強化の順番や種類を選ぶことはできず、全て決められた順で強化されていきます。核を使ってトレーニング

ダンジョンは小さなエリアが複数連なって一つのステージを構成しています。敵のいるエリアでは、すべての敵を倒さなければ次のエリアに進むことができません。また、すべて倒すと宝箱が出現し、基本的にはお金が手に入ります。中ボスや檻に捕まっている人を助けるイベントなどのエリアも点在していて、それらをクリアすると武器などが手に入る宝箱が出現します。アイテムショップなどもあり、お金を使って武器やペットを買うこともできます。最終的にボスの居るエリアまで行き、ボスを倒すと次のステージ、そしてすべてのステージをクリアすると最後にラスボスが出てきて、これを倒すと最初のキャンプ場に戻り、また最初からプレイする、と言う流れです。マップ画面

3.基本システム、戦闘システム
戦闘はツインスティックシューターらしく、敵の弾幕や突進を避けながら攻撃を当てて行くゲームで、アクションよりはシューターよりかもしれません。武器は基本的に遠距離武器と近距離武器の2種類で、それぞれマシンガンやレーザーライフル、斧や刀などバリエーション豊富。また、武器の強化も豊富で、宝箱やステージクリア後に自動販売機的な装置から買うことで強化していきます。武器や強化は、死亡したり、ゲームクリアをするとリセットされ持ち越しができないため、武器の入手や強化の進み具合によって難易度が多少変化します。ほかにもキャラクター自身に強化アイテムを装備させることができます。

武器一覧武器の強化

基本システムとして、緊急回避的な短距離ダッシュがありますが、リキャストタイムが長く、もう一度使えるまでに結構時間がかかるため、この短距離ダッシュの得意なキャラクター1体を除いて、あまり使いみちがないかもしれません。一部歩いて回避できない攻撃を避けるために使うぐらいです。どちらかというと、敵の位置に気をつけて、しっかり弾を遠目で回避して倒していくゲームです。さらにHPを回復させる要素はかなり少なく、回復アイテムは稀にしかドロップせず、HPを全開させることができるエリアもランダムで出現するので無駄に被弾しているとすぐにゲームオーバーになってしまいます。ステージ間では、お金を払うことでHPを全回復させることができるので、いかに被弾少なくステージボスまでたどり着けるかが重要です。

ハンバーガーで回復
ハンバーガーを食べるとHP全回復

同伴者として色々なペットを連れて歩くことができ、敵を近接攻撃したり、敵の弾を弾き返してくれたりとそれぞれ一芸を持ったペットたちが豊富に登場します。このペットも、宝箱やショップで購入することで手に入ります。

4.良い点、悪い点、まとめ

・良い点
まず値段が安いこと。スイッチ版は1500円とSteam版(1010円)より高めですが、それでも値段分の価値は十分にあると思います。

グラフィックや世界観、音楽や効果音などかなりこだわりを感じられ、この独特のスタイルは数あるローグライクと呼ばれるゲームのなかでも決して埋もれることのないものであると思います。ボス戦

武器や武器の強化もバリエーション豊富で選び甲斐があり、ローグライクとして基本的な部分はしっかりと抑えられています。蛇足になりがちな要素を極力排除して、ステージやボスの攻略、武器の入手と強化の基本部分がしっかりと機能しているおかげでゲームとして評価できる仕上がりになっていると思います。

・悪い点
やることが単純です。ひたすら同じようなダンジョンに潜り続け、ラスボスを目指すだけのゲームです。1回クリアするだけなら初プレイであっても、リトライを繰り返し1時間~2時間ぐらいでラストまで行けると思います。クリアしたあと、高難易度で挑戦するのを楽しめる人でないと長くプレイするのは難しいかもしれません。

低価格ゲームであるためあまり多くのことを求めるのは酷ではありますが、やはり全体的に説明不足感があり、武器やペットの性能など、やって覚える、とりあえず試して覚える、が前提になっています。

グラフィックが独特のタッチで見ているだけで楽しめるのは良い点なのですが、敵キャラやオブジェクト、各エフェクト、自キャラの撃った弾などで画面がワチャワチャして敵の弾が見にくかったりします。また通常の敵は自キャラと同程度の大きさですが、それよりももっと小さいちびキャラみたいな敵がいて、エフェクトなどに埋もれてしまうなど、一部回避が困難な状況が生まれてしまうのが気になりました。HPの回復要素の少なさと合わさって、ストレスに感じるポイントの一つです。

・まとめ
絵柄やローグライクというジャンルから人を選ぶゲームであることは間違いないでしょう。逆に言えば、そこが気に入ったなら十分に楽しめるゲームであると思います。低価格ゲームなのでボリュームは小さく、繰り返しプレイが前提となるので、そこも人を選ぶところかもしれません。ただ、武器や強化を吟味しながら攻略を繰り返していく中毒性はかなり高く、この部分に関しては、価格以上の価値を感じます。1プレイの時間も30〜40分ぐらいで、ステージ途中でも中断することができるので、ちょっとした時間の合間にサクッとプレイできるのも魅力のひとつだと思います。

youtubeに動画も上げてるのでこちらもどうぞ
ノーマル難易度のクリア動画ダイジェスト版です。

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